先日、大型車整備の人材を面接するため、ヤンゴンへ行ってきまし た。
大阪の整備会社の社長様と人材採用担当者様と共に、 日本での仕事の都合もあり、
少々強行でしたが、現地1泊、機内2 泊の弾丸スケジュールで、現地視察&面接を
行いました。
午前中にヤンゴン到着後、そのまま日系システム会社へ訪問し、ミ ャンマー人材を
雇用してみての良いところや課題をお伺いしました 。
戦力としては日本人に匹敵するメンバーが半分、後一歩のメンバー が残り半分と
いったところです。
日本の企業と親和性の高い国民性であるとのことでした。
続いて、ジェトロ(JETRO)ヤンゴンオフィスにてミャンマーの概況をお伺いしました。
何度もお話を聞いていますが、次々に新しい情報が出てきますので 、勉強になります。
その後は、現地の自動車整備専門学校を訪問しました。
人材の習得スピードや姿勢、及び教育方針をお伺いしました。
ミャンマー人材は日本でも十分に通用する感触を得ました。
初日は深夜便での移動でしたので、疲れ気味ということもあり、早 めに終了です。
2日目、いよいよ面接の本番です。
2名の採用枠に対して、 工学部をトップクラスで卒業した12名の人材が応募してくれまし た。
ミャンマーでは、高学歴で大学を卒業しても、 まともに働くことができる企業が少なく、
まずは、全員を対象に会社概要、業務内容、 及び雇用条件を説明していきます。
真剣な顔つきで、メモを取っています。
次に、2グループに分かれて、自己紹介と質疑応答です。
ほとんどの人材は8ヶ月の日本語学習を経て日本語で自己紹介を行い、また、しっかりした考え方を
持っていますので、お二人とも大変驚かれていました。
面接をなされた社長様は、自社に合いそうな人材を4人まで絞り込みましたが、
さすがに甲乙つけがたく、かなり思案されていました。
面接終了後、4名と一緒に昼食、買い物へ行き、その最中の言動やリーダーシップ、
及びリラックスした人物像を確認します。
面接とは違った人物像が見えて、候補者の優先順位も変わります。
最終的に2名に絞り込み、内定を出すことができました。
来年の春に就労ビザの手続きが終わり次第、入国となります。
企業様にとっても、2名の人材にとっても、良い出会いとなるよう
来日後のフォローも欠かせません。